入場30万過去最高 ( No.1 ) |
- 日時: 2006/09/13 21:38
- 名前: ぽち <hatoru@khaki.plala.or.jp>
- 9月12日の新潟日報の上越・中越版に「大地の芸術祭閉幕」の記事が載りました。
「4回目開催へ弾み〜地域と作家一体化進む〜」と、今回の芸術祭では、これまで以上に地域と作家が結びついた企画が展開されたことを紹介しています。
当初計画では今回で県の支援が終了するため、芸術祭もこれでオシマイかと思われましたが(それがワタクシの芸術祭巡りを始めたきっかけの1つです)、地域活性化の可能性に県も協力したいと表明しています。
50日の開催期間中、土日を中心にワタクシは15日も十日町・妻有地域に足を運びました。作品巡りだけでなく、イベントにも積極的に参加し、地域の人たちやこへび隊(ボランティアの方々)の声を聞き、温泉に入って観光地を訪ねてきました。
それは、楽しかった思い出と共に「アートにより山里の地域活性化を試みた事業のモデル」を体感した記憶となって、ワタクシの脳裏に焼きついています。
第3回大地の芸術祭の評価はこれからでしょう。それを受けて第4回のトリエンナーレの方向性が決められていくでしょう。これからもその成り行きに注目したいと思います。
その中で、南魚沼市を活性化するビジョンを見つめてみたいとワタクシは思います。
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Re: 大地の芸術祭 ( No.2 ) |
- 日時: 2006/09/14 13:30
- 名前: どんぱっち
- ぽちさん、こんにちは。
「大地の芸術祭」 山間地という、どちらかというと厳しい環境を逆手にとった 首都圏・都市部ではできない催しだったと思います。 私は通りがかりに立ち寄った程度しか内容を知りませんが、 今、身の回りにあるものを生かすという発想の転換は素晴らしいと思います。
南魚沼に目を向けると、病院問題など現実的な問題が山積みで、 少子化の進む中、先行きに大きな不安を感じてしまいます。 もちろん、様々な事業を進めていく上で、経済的な面が重要だとは思いますが、 大地の芸術祭のような、気持ち・心が豊かになるような事業も大事だと思います。 #最近はアメリカ的な金銭的・物質的な豊かさよりも 欧州的な精神面での豊かさに魅力を感じています。
地域活性化という大きな課題です。 引き続き提案・提言をお願いいたします。
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mixiからのコピーです ( No.3 ) |
- 日時: 2006/09/18 05:39
- 名前: ぽち <hatoru@khaki.plala.or.jp>
- ワタクシはメッセンジャー役をつとめたいと思います。以下はmixiからのコピーです。
「本文」
「第四回は120%開催できますよ。 もし行政がやらないといっても、ぼくらはやります」
十日開かれた台大地の閉会式。 にぎやかに盛り上がる会場で、通信教育の大手企業ベネッセコーポレーション会長の福武総一郎(60)は芸術祭継続への自信をみなぎらせた。
当初からの約束で芸術祭への県の財政支援は十年間、三回まで。 次回以降の開催に向けて正念場となった今回の応援を買って出たのが、瀬戸内海で芸術の島、直島(香川県)を手がけた福武さんをリーダーとする首都圏の有志の会「おおへび福武委員会」の面々だ。
今回は二百以上の作品を制作。 空き家プロジェクトなど大掛かりな企画もあり、二〇〇六年度分の事業費は過去最高の五億二千三百万円に膨らんだ。 このうち県、市町の補助金、負担金約一億一千六百万円に対し、同委員会は首都圏の企業などから協賛金約二億円を集めたほか、企業向けに七千枚以上のパスポートを販売し後押しした。
十年目を迎え、支援の輪は全国へ大きく広がった。 今後は公費負担の縮小が予想されるだけに、第四回開催は同委員会など民間の支援が鍵を握る。
「協賛した企業も喜んでいるし、今回くらいの金額ならば次も十分に協力できる。 越後妻有と直島などを結ぶ芸術特区構想も準備しているところ」
"日本の原風景”にほれ込んだ福武さんの言葉に力がこもる。
「現代アートによる地域づくり」という例のない事業に当初、住民は強く反発、市町村関係者もとまどった。 しかし三回の積み重ねで、地域にも着実に浸透。
入り込み客数は第一回の約二倍となる三十万人超を記録し、地域経済への波及効果も見えてきた。
市長(同芸術祭実行委員長)に継続を要望した。
「最初は芸術祭開催に反対だった」という吉沢慎一十日町商工会議所会頭(七一)も「作品を鑑賞し、あらためてこの地の素晴らしさを実感した。地域の人が目的意識を持って参加しているし、ここまで来ればもっと根付かせる努力が必要だ」と継続を支持する。
次回開催には県も協力する方針で、最後は十日町、津南両市町の行政当局、住民の決断次第だ。
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mixiからのコピーです・2 ( No.4 ) |
- 日時: 2006/09/19 22:38
- 名前: ぽち <hatoru@khaki.plala.or.jp>
- 地元紙:新潟日報9月16日付紙面より抜粋
黄色く色づき始めた棚田の中を縫うように、観光客を乗せたマイクロバスが走る。
芸術祭期間中、まつだい駅から松代、松之山地域の作品を訪ねる周遊バスを運行。 自らハンドルを握り一周316kmを一日4周、休みなく回った。 「作品だけでなく地域の魅力を紹介したい。冬の松之山温泉もいいですよって、ね」と日焼けした顔で笑う。
第一回から芸術祭を積極的に応援してきた村山さんだが、事業継続には不安を隠さない。 芸術祭の意義は認めつつ「花火はあがったときはいいが、おわればなおさら寂しい。 ただのお祭りでなく地域にどう生かすか。 費用対効果などをくわしく分析し、冷静に検討すべきだ」と厳しく見つめる。
芸術祭の継続を待望する声が多い半面、地域の中には否定的な見方もある。 十日町市議会九月定例会の一般質問では複数の市議が企業への委託金の不透明性、作品や施設の管理の在り方に疑問を投げかけた。
地域からは「住民が主体になっていない」 「期間が終わると作家との縁が切れてしまう」との意見もある。
行政からは「ボランティア頼みのスタッフで大丈夫なのか」と不安の声があがる。
地元の作家で同市石彫シンポジュウム実行委員長を務める山崎巌さん(68)は「地域に十分理解されているとはいえないし、現代芸術のすそ野が地域に広がったとも思えない」と批判の目を向ける。
今回でハード事業の公共投資は一段落。 今後は百以上も残る恒久作品や巨費を投じて建設したステージ施設などをどう生かし、地域活性化や産業作りに結びつけるかが大きな課題となる。
期間中、ツアーガイドやメディア対応に文字通り走り回った芸術祭の総合ディレクターの北川フラムさん(59)は事業の通年化を構想。 「手間がかかる芸術祭は三年に一度が限度。雪下ろしツアーや産直、イベントで都市の人間を呼び込む仕掛けをどうつくるか。 通年化を支える底辺はできている」と自信を見せる。
「都会にないこの環境が芸術祭の魅力」 「人の温かさに感激した」 県外からこの地を訪れた観光客や「こへび隊」の学生ボランティアたちは口々に越後妻有が持つ魅力を語った。
芸術祭が生んだ人と人とのつながりをどう生かすのか、地域の力量が問われる。
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